ファイルとフォールダ(1)
これまでに勉強したことをもう一度思い起してください、 プログラムは道具 フォールダは収納場所 ファイルは素材 でしたね。とっつきにくそうだけれど、ファイルとフォールダの性質や操作をしっかり覚えることが、パソコンに慣れる早道なのです。
ファイルには色々な種類があります
パソコンでは、文書、画像(写真)、音声、等など色々な素材を取扱います。ファイルすなわち素材です。従ってファイルには、文書ファイルがあったり、画像ファイルがあったり、音声ファイルがあったり、色々な種類があります。
ファイルには名前があります
ファイルは名前をつけて区別します。 名前は name.type という風にドットをつけて、前の部分と後ろの部分にわかれます。
前の方は日本語でも構いませんが、半角の英数字でつけることを強くおすすめします。なるべく後で思い出し易いように、最初に081201のような日付をつけるのも一工夫です(2008年12月1日に作ったファイルという意味)。また同じようなファイルを区別するため、081201abc-1 のようにハイフンを入れて通し番号をつけてもよいでしょう。
さてドットの後ろの部分です。これはファイルの種類を表す記号です。文書ファイルには文書ファイルであることを示す記号が使われます。画像ファイルには画像ファイルであることを示す記号が使われます。ファイルの種類が違うと記号も違います。この記号のことを拡張子といいます。
拡張子はファイルの種類を表します
例えば、文書ファイルには txt とか doc のような拡張子があり、画像ファイルを表す拡張子としては jpg とか gif とか png 等が代表的なものです。拡張子はアルファベット3文字で表される事が多いですが、それに限るわけではありません。そんなに沢山の拡張子を覚える必要はありませんが、「ファイル名には拡張子が付く」ということは、これからファイルの操作を覚えていく上でとても大切なことです。
ところが Windows の初期設定では、この拡張子は表示されません。そのため拡張子を知らないままパソコンを操作している人は、初心者に限らず、沢山おります。その結果色々な混乱が起こることがあります。このような例については後で触れる機会があるでしょう。
拡張子が表示されるように Windows の設定を変えましょう
この操作は 【XP】 【Vista】 【Windows7】 とも共通です。
スタートボタンから「コントロールパネル」を立ち上げます。メニューの中から「フォールダオプション」を探し出して下さい。これをクリックします。すると「フォールダオプション」という小さな画面が立ち上がります。その画面で「表示」というタブをクリックします。右のような画面が見えるはずです。(今後このような立ち上げの順序を 「スタート」⇒「コントロールパネル」⇒「フォールダオプション」⇒「表示」 のように簡易表示することにします。)
さてフォールダオプションの画面上で、詳細設定という項目が沢山並んでいますが、右のスクロールバーを操作して(あるいはスクロールバーの下に見える小さな下向き矢印をクリックし続けて)項目を下のほうに移していくと、「登録されている拡張子は表示しない」という項目が見つかるでしょう。
Windows の初期設定ではこの項目にチェックマークが付いています。このマークを消して(チェックマークの上をクリックすると消えます)、OKボタンをクリックして下さい。これで拡張子が表示されるようになります。
なお詳細設定の中に「ファイルとフォルダの表示」という項目があります(上から6番目あたり)。初期設定では「隠しファイルおよび隠しフォルダは表示しない」にチェックマークが入っていますが、「すべてのファイルとフォルダを表示する」にチェックマークを入れることをおすすめします。
注意しなければならないこと
拡張子が表示されるようになった時、注意しなければならないことがあります。
これから「ファイルの名称を変える」という操作を行う機会が出てきますが、その時誤って拡張子の部分をいじくらないことです。もっとも拡張子に変更を加えようとすると、 「拡張子を変更すると、ファイルが使えなくなる可能性があります。変更しますか?」 という警告が出ますから、とりあえず「いいえ」のボタンを押して、操作をやりなおして下さい。
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