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リサイズ演習

 

イメージのリサイズとキャンバスのリサイズ」で学んだように、イメージのリサイズはイメージの全画素を保持したまま拡大・縮小するものです。通常は縦横比を変えないでリサイズしますが、変えた場合はゆがんでリサイズされます。これに対して、キャンバスのリサイズは、画像の一部を切り取ったり、逆に画像領域を追加したりします。 両者の使い分けを演習します。

教材: kyozai-01.jpg kyozai-02.jpg

 

課題1

海を遠望する風景kyozai-01.jpgの画像は 3264x2448(ピクセル) の大きさです(右図参照)。この縦横(横縦)比は 1:0.75(4対3) です。この画像にキャンバスのリサイズをほどこして、横幅を変えずに縦横比を 1:0.71 (1.4142対1) に変えて下さい。

  1. この新しい比率は、白銀比と呼ばれるものです。
    A4の用紙は 297mmx210mm で白銀比を用いています。L版の写真印刷用紙は 127mmx89mm で、これも白銀比を用いています。
     
  2. このことから 1:0.75 の写真をL版にふち有りで印刷すると、上下の余白より左右の余白が大きくなります。白銀比にキャンバスリサイズしたものは、上下左右の余白がほぼ均等になります。
     
  3. この課題で求められていることは、キャンバスリサイズで 3264x2308 を指定することです。アンカーは上・中央・下の選択肢があります。
     

課題2 

教材1を切り取って拡大する次に kyozai-01.jpg の一部を切り取って kyozai-02.jpg のような画像を作成してください(右図参照)。切り取り方は自由ですが、白銀比を用いてください。

  1. kyozai-02.jpg は傾きの修正を施しています。写真の一部に水平線などがある時は、一寸した傾きでも目に付くものです。練習でも、傾きの修正を行ってみてください(右まわりに 0.75度)。
     
  2. 教材の一部を切り取って作った新しい画像に、イメージリサイズをほどこして横幅を 800(ピクセル)にして下さい。白銀比の場合縦は 566 になるはずです。
     
  3. 一般的にいえることですが、印刷する時は高精細高密度のままの画像ファイルを用いたほうが良い印刷品質が得られます。しかしメールなどに添付するときは縮小リサイズしたほうが親切です。その理由は、メールのサイズが小さくて済むことと、受け取ったときに(メールソフトによらず)写真がスクリーンに納まって見えることです。
     

縦横比について

デジカメ写真などでよく使われる縦横比: 1:0.75
A4用紙などの白銀比: 1:0.7071

のほかによく知られているのが
黄金比: 1:0.618
です。もっとも美しい比率だといわれています。

いずれにせよ画像にこのような比率をほどこす時は、キャンバスのリサイズが使われます。イメージのリサイズでも出来ないことはありませんが、縦横比を固定したままでは出来ませんから、画像をゆがめてしまうことになります。

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